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福祉・人権

人生をしまう時間(とき)

イントロダクション
東大病院の名外科医がたどりついた最後の現場 それは、「在宅」の終末期医療だった。
超高齢化が進み、やがて多死時代を迎える日本。近年、国は医療費抑制のため終末期医療の場所を病院から自宅に移す政策をとってきた。同時に、家族に看取られ、穏やかに亡くなっていくことを目指す「在宅死」への関心が高まっている。しかし、家族との関係や経済力など事情はそれぞれ。「理想の最期」の前に、厳しい現実が立ちはだかることもある。
都会の片隅で、「在宅死」と向き合うベテラン医師がいる。埼玉県新座市の「堀ノ内病院」に勤める小堀鷗一郎医師、80歳。森鷗外の孫で、東大病院の名外科医だった彼がたどりついた最後の現場が、在宅の終末期医療だった。患者と家族とともに様々な難問に向き合い、奔走する医師や看護師、ケアマネージャーたち。一人ひとりの人生の終わりに、医療に何ができるのか。映画は、地域の在宅医療に携わる人々の活動に密着し、命の現場を記録した。

本作は、NHK BS1スペシャル「在宅死 “死に際の医療”200日の記録」に新たなシーンを加え、再編集をほどこした待望の映画化である。「どんな最先端の医療より、人との繋がりや愛情が最も人を癒すのだろう。最後まで目が離せなかった」「いま介護に直面してる人もそうでない人もぜひ見るべき」「在宅死のきれい事ではない現実に最初は目を背けてしまいそうだったが、家庭ごとにドラマがあり2時間引き込まれた」など、番組は大きな反響を呼び、〈日本医学ジャーナリスト協会賞大賞〉を受賞。自らカメラを回した下村幸子監督は、親密な距離から、いくつもの決定的な瞬間を捉え、命の終焉に立ち会う人々の微妙な感情の動きを映し出していく。

徘徊 ママリン87歳の夏

ストーリー
6年前、大阪でギャラリーを営む酒井章子さんは、認知症の母アサヨさんと同居を始める。母は奈良で一人暮らしを続けてきたが、次第に病気が進行したため一人での生活も難しくなったのだ。夜も昼も切れ目なく徘徊するアサヨさんのことはご近所さんも周知の事実で、出歩くアサヨさんを見かけたら声をかけて、助けてくれる。認知症の母と娘のありのままの日々を笑いを交えとことん付き合うと決めた娘の覚悟と発想の転換には勇気を与えられる。
*日本語字幕版有

ばあばは、だいじょうぶ

ストーリー
認知症になってしまった大好きな祖母の姿を、小学生の男の子の視点から描いたベストセラー絵本「ばあばは、だいじょうぶ」を映画化。両親とばあば(祖母)と4人で暮らす、小学生の翼は、ばあばが大好きだった。しかし、ばあばは最近、何度も同じ質問を繰り返したり、急に怒り出したり、大切にしていた庭の植物を枯らしてしまったり、優しかったばあばがなんだか怖くなり...。

女になる

ストーリー
ファッションデザイン学科で学ぶ大学生の未悠さんは、小学生のころから自分の性に違和感を覚え、2017年2月に男性から女性への性別適合手術を受け、戸籍上の性別も変更し女性の人生を歩み始める。「男に生まれた過去を隠す人生は嫌。性に悩む人のイメージを変えるためにも私が表に出る」と前向きな生き方を形に残したいと本映画に出演、同じくカミングアウトした友人二人と語り合う。また未悠さんの家族、大学の教授、バイト先の人々が、それぞれの受け止め方について語る。
*日本語字幕版有

カランコエの花

ストーリー
さまざまな映画祭で高評価を得たドラマ。LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)についての授業を受けた高校生たちのその後を映し出す。ある高校の2年生のクラスで、何の前触れもなしにLGBTについての授業が行われた。ほかのクラスで同じ内容の授業がなかったことから、生徒たちはクラスの中にLGBTの人がいるのではないかと疑いを抱く。多感な時期の真っただ中にいる彼らの心情は次第にかき乱され、日常生活に影響が出始める。
※ 日本語字幕版有

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