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上映協力作品映画会

「わが青春つきるとも〜伊藤千代子の生涯」八代市上映会

【ものがたり・解説】
100年前、権力に抗して声をあげた少女(おとめ)がいた。「朝から晩まで働いても、満足にご飯が食べられない貧しい人たち、一方では贅沢をしている人たち……。 この不公平な社会をなんとかよい社会にしたい……」
その少女の名は伊藤千代子

時は明治・大正末期から昭和初期の激動の時代。
天皇の絶対的専制政治のもと、国民は「天皇の臣民」とされ、貧困と無権利状態におかれていました。1905(明治38)年、信州諏訪で生まれた伊藤千代子が後年東京女子大で学ぶ頃、稀代の悪法「治安維持法」が公布され思想言論弾圧がますます激しくなります。千代子は、故郷の長野で製糸工場の大争議を通じ、労農党の浅野晃と知り合い、結婚。大争議を浅野とともに支援します。
そして日本共産党と共同戦線を組んだ労農党が初の総選挙で大躍進。その躍進を恐れた支配層は1928年3月15日の大弾圧を加えます。
千代子は検挙され激しい拷問を受け刑務所へ送られますが屈せず、獄中のリ-ダーとして侵略戦争に反対し、主権在民、ジェンダー平等の社会を目指して志を貫きました。
しかし、同志であり夫である浅野晃の変節と裏切りを知り、非人間的な刑務所での扱いもあって千代子の身体と精神は徐々に蝕まれていきます。
千代子は、病院に収容されたものの、特高監視のもとで満足な治療も受けられず肺炎を併発し、誰にも看取られることなく24歳の短い生涯を閉じました…

千代子のこころざしたもの---
その崇高なたたかいが戦後の日本国憲法のいしずえになりました。いま再び戦争国家への道を突き進もうとしている日本にあって、平和のためにたたかって斃れた千代子のこころざしは、いまに生きるわたしたちに受け継がれ、時代閉塞の今日を撃つ力となっています。

【主催者お問合せ】
☎︎ 090 9561 8733(光永)

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シネマリンクの配給作品ではありませんが、映写請負から上映会サポートまで、主催者支援する作品です。上映会の詳細については、主催者までお問合せください。

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