熊本県の皆さま
劇場版『荒野に希望の灯をともす』熊本県内普及について
このたび、私たちは劇場版 『荒野に希望の灯をともす』の熊本県内普及窓口となりました。
本作は、戦火の中のアフガニスタンで、病や貧困に寄り添い続けた中村哲医師の活動を21年間追った日本電波ニュース製作のドキュメンタリー映画です。当初、DVD版が制作されましたが、中村医師亡きあともアフガニスタン現地で、その遺志が引き継がれている貴重な映像を追加編集し、『劇場版』として2022年に劇場公開されました。
そして、昨年よりJSN(協同組合ジャパン・スローシネマ・ネットワーク)が配給窓口を担当し、全国各地で自主上映会が盛況に開催され、中村哲医師の真摯な生き様に共感する輪が大きくひろがっております。
熊本県においては、現在、JSN加盟社がないことから、熊本県出身の上田精一理事が在籍する長崎県映画センターが担当することになった次第です。普及に際しては、熊本県で活動するシネマリンクと長崎県映画センターが提携し、「ひろめる会」を結成して共同で活動することにいたしました。
先ずは、地域ごとに実行委員会等をたちあげ、有料上映会を推進したいと思案しております。
つきましては、上映会推進にお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
劇場版『荒野に希望の灯をともす』
熊本県上映をすすめる会
代表 上田 精一 ■熊本県事務局 シネマリンク
解説
2019年、アフガニスタンで用水路建設に邁進するなか武装勢力に銃撃されて死去した医師・中村哲の足跡を追ったドキュメンタリー。アフガニスタンとパキスタンで35年にわたり、病や貧困に苦しむ人々に寄り添い続けた中村哲医師。現地の人びとにその誠実な人柄が信頼され、医療支援が順調に進んでいた2000年、アフガニスタンの地を大干ばつが襲う。農業は壊滅し、人びとは渇きと飢えで命を落とす中、中村医師は医療で人びとを救うことに限界を感じる。そこで彼は医療行為のかたわら、大河クナールから水を引き、用水路を建設するという事業をスタートさせる。これまでにテレビなどで放送された映像に、未公開映像、最新の現地映像も加えて劇場版として再編集し、中村哲の生き様を追った。
2022年製作/90分/G/日本
配給:日本電波ニュース社
劇場公開日:2022年7月23日